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本日、自民党の第75回定期党大会が、都内のホテルで開かれた。福田康夫総裁(首相)は「国会は非常に難しい状況だ。困難があっても党利党略でなく、真に 国民のための結論を得る」と述べた。また、明日18日召集の通常国会で予算案や予算関連法案の年度内成立に全力を挙げる方針を表明した。
さらに、今年を党再生元年と位置づけ「立党以来最大の危機に直面している」とした上で「国民の声に耳を傾け、自民党に対する消えぬ期待の炎を、燃えさかる支持と支援の炎に変えていく」と宣言した。
大会では「新たな決意、さらなる挑戦」と題した平成20年の運動方針を決定、格差問題の是正や農林水産政策の推進など、国民生活に密着した政策の推進を打 ち出した。福田首相も「原油価格や輸入食料品の高騰、株価下落が短期的なものか、長期的なものかを見極めて対応したい」と強調するなど、国民の立場に立つ 政治をアピールした。
運動方針は、重点政策に社会保障制度の充実や地域経済活性化のほか、新憲法制定に向けた国民的論議の喚起、自衛隊の国際平和協力活動推進など、国際社会から信頼される国づくりを盛り込んだ。

福田首相の年頭演説の詳細は以下の通り。

「私は昨年9月に安倍総裁を引き継いで総裁となりました福田康夫でございます。自由民主党の総裁として、ごあいさつをさせていただきます。本日は第75回 自由民主党大会にみなさま方にご出席をいただきまして大変ありがとうございます。全国各地からおいでをいただきました自民党の党員、党友の皆様方、また先 ほどごあいさついただきましたご来賓はじめ、多くのご来賓の方々にも心からお礼を申し上げる次第でございます。そしてまたこのように盛大に党大会が開催さ れるということを大変うれしく存じている次第でございます。心から党を代表いたしましてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。
自民党は、お配りをしております本日決定をいたします運動方針の中で立党以来の最大の危機だと、このように書いてございます。これは私ども率直に認めてい るところでございます。国民の政治に対する不信、自民党に対する不満、皆様方も日々実感されていらっしゃるところではないかと痛感いたしているところでご ざいます。国民は年金問題をはじめといたしまして、政治や行政に対して憤っているのであります。その国民の願うところは将来の不安を取り除き、安心して生 活ができる社会保障とか、いろいろな制度の拡充であると思います。
その期待するところは政権与党の強いリーダーシップによって、国民本位の政治 を確立して、活力ある経済を日本の隅々まで波及させることにあるんだと思っております。自民党は国民の味方であります。国民の支持によって国民のための政 権を担ってまいりました。立党以来50年、政権を担当してきたのは、国民の期待が高く、それに応え続けてこれたからであります。期待が高い政党だからこ そ、期待値に達しなければ、それは国民の支持は大きく失われることになります。では党再生のために、今何をなすべきか。それはきわめて単純なことでござい ます。すなわち国民の中に入り、国民の声に耳に傾け、国民のわれわれ自民党に対するまだ消えぬ期待の炎を、燃えさかる支持と支援の炎に変えていくことだと 思います。世の中や国民の意識が速いスピードで変化しつつある中で、私たちは過去の成功体験にこだわっていることなく真摯(しんし)に国民の声に、期待に 応えていかなくてはなりません。私は総理総裁に就任して以来、国民の立場に立つ政治を主張してまいりました。それはなぜか、今申しましたとおり、国民の目 線、すなわち国民の思いや国民の声を政治に反映させなければならないからであります。年金をはじめ社会保障の問題や食品偽装など、生活の安全安心第一、政 治や行政が国民の消費者の視点に立たなかったからであります。国民の声を彼らに届け、国民の代わりにいい加減な仕事はさせない、そういった強い指導を行う ことが自民党の大きな使命のひとつであります。必要なことは国民から見て不幸、不要、不都合な制度は大胆に変更していくことであります
50年前、 わが党の先人たちは自民党の立党宣言の中で、政治は国民のもの、このように高らかにうたい上げたのでございます。今こそ、政治も行政も、国民の立場に立っ て発想を転換しなければなりません。私はすべての法律や制度について、真に国民の消費者の立場に立ったものとなるように根本から見直してまいりたいと思い ます。未来の人々が今年を顧みて、平成20年は消費者、生活者が主役となる転換点だ、こう振り返ってもらえるような年にしたいと思っております。
国際都市の発展、大都市の存在は、これは大変大事なことであります。しかし、地方が元気がよくなければ、日本全体も元気がよくなくなります。今、日本を 覆っているのは何とはなしの閉塞感(へいそくかん)、活気の乏しさだと思います。私は、このような状況を何とか、変えていきたい。そしてそのために、来年 度の予算も地方に対してバラマキでない形で配慮をしていきたい、このように考えております。そしてまた、現今は原油価格の高騰、そしてまたそれに影響され て、輸入食料品の高騰、また昨今は株価が下落するという大きな変化に見舞われております。このような事態というものは、短期的なのか長期的なのか、そこを よく見極めた上で対応を考えていかなくてはなりません。大事なことは、そのようなことが国民生活にどのような影響を与えていくのかということも合わせ考え て、そして対応していかなければなりません。
昨年末には寒冷地における灯油の値段が暴騰している、これをどうして対応していこうか、ということ について、与党で決定をいたしました。そのようなきめの細かな対応というものは、私は国民のことを考えた場合には、どうしても実施、対策していかなければ ならない問題だと思っております。いろいろな課題がございます。そしてこれからはいよいよ通常国会が始まります。まさに国民本位の諸政策を実践する場が始 まるわけでございます。まずは来年度予算とそして関連法案の審議が待っております。この予算審議を順調に行わないと、このような経済に対して不安のある中 で、何か国民に迷惑を与えるようなことになってはいけない、そのようなことを思うと、この国会をですね、この国会をなんとしても乗り切っていかなければい けない。そのことに私どもは、全力を傾注してまいりたいと思っております。
いろいろな課題ございますけども、それに対応して、国民の皆様方のお一 人お一人の気持ちを考えながら、これからの施策を進めていく。国会審議も順調に行くような努力をしていく。これが私に課せられた大きな使命だと思っており ます。もちろん国会は非常に難しい状況にありますから、そう私が申しあげた通りに行くということにはならないかもしれない。しかし、それが民主主義であり ます。国会も世論の背景があって、国会運営ができる、そのことを考えますと、私どもは国会で苦労する、当然であります。しかし、それを支えてくださる皆様 方の思い、応援がどうしても必要だと思います。そのことを考えますと皆様方に今日、申し上げますことは、どうか自民党はこれから思い切って国民中心の対応 をしてまいりますから、応援をしていただきたい。このことをお願いを申しあげる次第でございます。
いかなる困難があろうとも、党利党略でなく て、真に国民のための結論を得るという立場に立って、忌憚(きたん)なく議論し、前向きに努力するという、そういうことで、おのずと道を開きたいと思いま す。自民党は国民のための政党であります。自民党に寄せる国民の期待感を絶対に裏切ることなく、徹底的に国民の立場に立つ政治を貫徹する。どうか、本日お 集まりの党友、党員の皆さん、自民党の再生は、すなわち国民政治の再生である。立党宣言に戻って、ここは大きな転換をしたい、そのように考えておりますの で、どうぞよろしく、ご支援を心からお願いを申しあげまして、私のごあいさつとさせていただきたいと思います。どうも本当にありがとうございます。どうぞ よろしく」

写真は、党大会場。最初は福田総裁が挨拶をしているところ。次は大会会場入り口で石原のぶてる元大臣がテレビの撮影?でインタビューされるところ。