293-1

本日午前のテロ特別委員会で公明党の谷口議員さんの質問の中で、最近の毎日新聞のアンケート調査で、日本の給油活動がテロ防止に役立っているか、という質問に対し「役立っていない」と答えた人が約6割もいると聞いた。

驚いたので、今日はそのことについて書く。

日本が給油・給水している艦船はインド洋で何をしているのか?

テロ封じ込めのためにアフガニスタンの陸上作戦とともに、インド洋において、海上阻止活動を行っている。内容は、主にテロリストによる武器・麻薬の密輸、テロリストや資金の移動といった活動の防止のため検査活動。

アフガニスタンと麻薬の関係については?

アフガニスタンのアヘンの生産量は年々増えている。今年も、前年比34%増、8200トンが栽培されている。その量は世界の中で93%をしめる。ほとんどといっても過言でない。

麻薬が、お金に変わり、それがテロリストたちの武器になる!悪の連鎖の元!

海上阻止活動の効果がいまいちという意見があるが?

昨年の実績
不審船など16件から 大麻 ヘロインなど9000キログラム末端価格23億円 (相手に察知されることや、いろいろな理由で公表できないものも多数ある)その他 武器 小銃、ロケット弾など多数押収
また、2004年以来、無線照会が以前に比べ80%近くも減っている。近年、不審船が相当減っているということ!

無線照会とは? 海域で不振な船に無線で「あなたは何をしているのか」とたずねること

これら一連の活動によりテロリストたちに海を自由にさせねい。また「抑止効果」が相当ある。こここが一番大事!

日本にとっての国益があまりない?

とんでもない。日本以上の恩恵を得ている国はない。日本は99.9%石油を他国から依存している。その93%は中東から依存。世界の安定は日本の国益に直結するものです。

現在、給油活動を中断されていますが現状はどうなっているか?

各 国の反応はドイツ・オーストラリア・イギリス・アメリカなど早期の再開を熱望。また中断に対し懸念を表明する国も。現在、給油活動の多くはパキスタンの船 に対し行っている。パキスタンは自国で洋上の給油活動ができない(できる国は日本以外にアメリカとイギリスしかない)。
そんな中、パキスタンの大統領「日本の給油活動は活動に不可欠。早期の再開を望んでいる」と述べている。

各国メディアの反応は?
米のウォールストリートジャーナルは「中断は信頼を減ずる行為。早期再開を望む」英のエコノミスト「各国がテロとの戦いのため厳しい作戦を行っている中、日本は撤退する。日本は昔の日本にもどるのかと強いトーンで批判」

日 本のタンカーが一番多く通るインド洋、世界で一番恩恵にあずかっている国が撤退する。この行動は世界の常識からいって「言いたい事をという前に、まずはや らなければいけないことをやれ!」となる。あらゆる面で、世界の日本に対する信頼は、一気に低下。また、テロリストたちにとっては元気の出るサインになっ てしまった。

日本は民生支援だけをやればいいではないか?

民生支援を日本はやってこなかったという人がいる。大きな間違い。
今まで日本は、人道支援 政治支援 治安改善支援等々、1400億円の支援を行ってきた。その額は、世界でアメリカに次ぐ2番目に多い。
軍事アナリストの小川先生の話
「自 衛隊派遣か、アフガンでの民生支援かというのは幼稚園レベルの話をしている。井戸掘りが平和の象徴、派遣される自衛隊は戦争の象徴というのはおかしい。井 戸掘りだけでは平和は実現できないし、井戸を掘るにはそれなりの安定が必要。同じ時期に隣接地域で略奪や虐殺が進行していることもある。そんな場所で井戸 掘りはできない。」

民生支援 海上阻止活動は車の両輪。両方が必要!

書く時間がなくなってきました。いかに必要か少しでも参考になれば幸いです。