ノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさん。「もったいない」運動を世界に広めた方です。
この「もったいない」はご承知の通り日本語です。
でも、どういう漢字を書くのか知らない人も多いのでは?
私も知らなかったので意味も含めてウィキペディアで調べてみました。
「勿体無い」と書くそうです。
仏教用語の「物体(もったい)」を否定する語で、物の本来あるべき姿がなくなるのを惜しみ、嘆く気持ちを表しているそうです。
日本の民族信仰である神道においては、「散る桜の花びら」や、「吐息の一つ一つ」にまで命が宿るとされ、森羅万象に対して、慈しみや感謝の念をもって接してきた。その心根が「もったいない」という価値観の根底に流れている。
現在では一般的に「物の価値を十分に生かしきれておらず無駄になっている」状態やそのような状態にしてしまう行為を戒める意味で使用される。と記されていました。
う~ん。深い意味を持つ言葉だということがわかりますね。
国の事業仕分けが始まっています。無駄を徹底的になくし、税金を有効につかう。これは大変大事なことですね。
しかし、わずかな時間で(それも実は財務官僚が作った質問集をもとに)、ばっさばっさと切り捨てるようなやり方。一見気持よく見えるけど・・私は大変不安にも思います。
私の好きな言葉に「貴和」という言葉があります。和をもって貴(とうと)しとなす。聖徳太子が十七条憲法にもとかれた貴和の心です。
やはり日本人が大事にしてきた和を大切にする文化も忘れずにして議論してほしいです。