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活動報告

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政治と日銀が失った信頼

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今朝の読売新聞に「日銀総裁決定 人事迷走が残した重い課題」が書かれている。昨夜、私がブログで書いた内容と同じものが掲載されていた。
「日銀総裁決定 人事迷走が残した重い課題」
新しい日本銀行総裁がようやく誕生した。政治の迷走が招いた戦後初の総裁空席という事態は、解消された。
 だが、2人の副総裁のうち1人は当面、欠ける。政治と日銀が失った信頼をどう回復していくか。重い課題が残った。
 衆参両院は、日銀の白川方明副総裁を総裁に昇格させる政府案に同意し、新総裁が任命された。しかし、渡辺博史・前財務省財務官の副総裁への起用は、参院で民主党などの反対により否決され、国会同意は得られなかった。
 民主党の反対理由は、「財務省からの天下り」という点だ。
 民主党は、これまでも、財務省や旧大蔵省の次官経験者を総裁に起用したいとする政府案に、反対してきた。
 しかし、同じ財務省出身でも、国際金融分野での経験が豊富な渡辺氏の起用は、党内でも容認する声が多数を占めていた。それを小沢代表が押し切った。
 参院での採決で、民主党の3人が賛成するなど“造反”の動きが出たのは、小沢代表の姿勢への、党内の不満を裏付けていよう。
 実は小沢代表も、民主党が武藤敏郎・元財務次官の総裁起用への反対を決めたころ、党執行部を集めた席で「財務省出身だからNOということではないな。そのことだけは、きっちり確認しておこうじゃないか」と発言していた。
 鳩山幹事長が雑誌「中央公論」5月号で明かしている。
 経済の安定に大きな責任を持つ日銀総裁、副総裁というポストは重い。そこに前財務官が就くことを「天下り」とは言えないとの声は、民主党内にも多い。
 1998年施行の新日銀法は、旧法に規定されていた政府による総裁の解任権を廃止するなど、日銀の独立性を大幅に強化した。日銀総裁らの身分が政治に左右されるようでは、その政策に、市場の信認が得られなくなるためだ。
 だが、今回の人事で日銀が政治にほんろうされる姿は、市場の信認を大きく低下させた。政治家が新日銀法の精神を十分に理解していれば、あり得なかったことだ。
 日銀は、独立性を保証される一方で、政策決定の理由を国民に十分説明する義務を負う。そんな政策の透明性や説明責任を向上させるための真剣な議論が、国会の場で聞かれなかったのも残念だ。
 政治は、党利党略を離れて、日銀の独立性を尊重する。日銀はそれに応えて、説明責任をしっかり果たす。そうした成熟した関係を早く築かねばならない。

-中根コメント-

現状で、2人の副総裁のうち1人は欠けている。未だに異常事態は続いている。民主党の反対理由は、「財務省からの天下り」という点だという。私もいわゆる「天下り」という制度については反対だ。しかし、今回の一連の人事は天下りとは全く違う。
私の持論である天下りの定義については昨日書いたので省略するが、日銀という大変重要なポジションは適材適所、人物本位が重要である。
財務省出身ということだけで否決された渡辺さん。私は財務金融委員会に所属している関係から、渡辺さんの実力について多方面から情報が入ってくる。彼は国際金融分野で、右に出る人がいないといわれている能力をもち、経験も豊富なすばらしい方である。誰もが認める大変優秀な方である。
そういった人が、信任を得られない・・・今の日本政治は非常に深刻な状態だ。とにかく歯がゆくて国民に申し訳ない気持ちでいる。これらのことが、どれほど日本の国益に反していることか・・・
小沢代表は、昨日の党首討論で、昨年夏の参議院選挙の民意を代表して政治を行っているという内容のことをいっていた。しかし、それは間違いだ。
国民は今の民主党の態度に賛成はしていない。新聞各社のアンケート調査でも明らかである。
日本、いや世界にとって有能な人材を、党利党略のために3回も次から次に否決し続ける政党。もし、このような党利党略、また大衆迎合主義の政党が政権を獲ったら大変なことだ。考えるだけで恐ろしい。
ガソリンが安くなり、1回の給油満タンで1000円安くなったが、景気が大変に悪化し、地方行政も悪化、給料は減給、ボーナスカット、・・・倒産という最悪の事態になった場合、どうやって国民にお詫びするつもりか。辞職するだけでは許されないことだ。国民に不安をいだかせる事はあまり書きたくないが、そう思っている政治家は少なくないはずだ。

大変な事になる前に、党利党略は即刻やめ、国民生活安定のため、経済、年金、医療はじめ数々の問題を前向きに議論し、政治を前進させていこう。
これが国民の大多数の声ではないかと思う。
まずは世界経済が大変不安な状況下。与野党一致団結して、経済の安定のために全力をつくそうではないか。

写真は沖縄北方問題の特別委員会が始まるところ。座っているのが岸田内閣府大臣、立っているのが高村外務大臣。

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