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活動報告

Report

勇気を持て!

産経新聞の「話の肖像画」に「政治家よ 勇気を持て!(上)」というシリーズがあり漫画家・弘兼憲史さんが語っている。読んでいて確かいに少し勇気が出たので掲載させていただきます。

本日はまさに夏本番という暑さでした。この暑さの中、私より大先輩である皆さんが汗を流しご支援してくださる事に深く感謝しています。

 

 

 --今の日本の政治家は

 

 弘兼 大昔、政治家はいろんな権益をもって、ずいぶんお金が入る職業という時代があったかもしれませんが、今は、政治家はお金のもうかる仕事では決してないんです。むしろ、普通の人より貧乏している。現実に聞くと、衆院議員の人が自分の家族に渡すのは、月々20万円程度なんです。あとは全部政治活動つまり、事務所維持費や印刷物にかなり消えるので、決して楽な仕事ではないと思います。そこまでして、なぜ政治家になりたいか。若手政治家たちに聞くと、給料も何も全部捨てて、あえて日本のために活動するという志を持っているんです。最初はそういう人が多いんですが、ずっといると政治の中の派閥やら、献金問題などいろんなことで、汚辱(おじょく)にまみれていくということがないことはないんですね。

 

 僕は、今の政治家というのは、若い人たちがもっと積極的に入ってくる「職業」だと思います。ただ、今のように政治家がボロクソに言われる時代では、子供たちは「将来何になりたいか」と聞くと、プロ野球やサッカーの選手はいても、政治家になりたいという人はそんなにいない。むしろそんな子供がいたら、「変なやつ」と思われますよね。高校ぐらいになってもなかなかいないというのは、魅力のない「職業」なのかなという気がしてきます。松下政経塾でも最近、必ずしも政治家になりたいわけではないという人がいるんです。あの集団は、数少ない政治家を発掘することで存在意義があるという気がするんですが。

 

 --政治献金問題など、政治家の倫理観については

 

 弘兼 これは、一般の人たちの倫理観もそうですが、「たくさんお金が入ったら、少しぐらい自分にも」という気になるのかもしれません。政治家という以上、よりクリアにしなければならないのは当たり前。ただ、いろんな抜け道みたいなのを使う人がなぜか残っている。

--国民はお金に関しては敏感に反応しています

 

 弘兼 政治家が汚職をしたり、役人がお金の使い方を間違えて大損させたりというのは、政治の考えるところではないんです。はっきり言えば、末端の問題です。一番やってほしいのは、国民が、いかに安全に、豊かに暮らせるかというのを実現するのが政治家ですから。でも、今の選挙はお金の無駄遣いなどに争点がずれている。僕はちょっと違うんじゃないかという気がします。

 

 --政治家は、あくまで国民のため、国のために仕事をすると

 

 弘兼 二者択一の一番究極の問題があって、「清廉潔白な総理大臣のもとに、国民が全部貧乏なのと、例えば田中角栄さんみたいにやっちゃいけないこともやるんですけど、彼がいたおかげで、国がすごい豊かになる。どっちをあなたは選びますか」と言うと、絶対「後者」をみんな選ぶんではないかと。なかなか「前者」は選べない。

 

 僕は、政治家が国政でやることは4つあると思うんです。平和(防衛)、外交、経済政策、教育の4つです。一番大切なのは、平和だと思うんです。平和があってナンボのもんですよね。国民の安全が保たれた上で、次に経済政策、どれだけ豊かになるか。そういうのを作るには外交、日本がどの国とどう付き合うか。最後に、教育。これらをないがしろにするのは、ちょっと悲しいなっていう気がするんですよね。

 

 --リーダーシップを発揮する政治家、総理が求められている

 

 弘兼 僕はどちらかといえば、政治に強いリーダーシップを求めるタイプではないんです。カリスマ的なリーダーシップを持っている政治家はヒトラーに近いと思うんです。良い方に行けばよいんだけど、悪い方に行ったときにはもう取り返しがつかない。やっぱり調整できるタイプの政治家、みんなの意見を聞いて吸い上げてやる政治家ですね。

 

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