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活動報告

Report

世界一幸せな不幸の国


清和政策研究会から頼まれていた、原稿の締め切りが明日まで。あわてて書いたのですが、以下掲載させていただいた。

数年前にトム・クルーズが主演した「ラスト・サムライ」という映画が一世を風靡した。サムライがかっこいいから賞賛されたのではない。武士道を基本にした道義を重んじるサムライの姿に、世界の人々が共感したのである。
世界一の長寿国。世界二位の経済大国。個人貯蓄高世界一。最先端の科学技術。60年以上戦争のない国。これほど恵まれた国は他にない。先の大戦の廃墟から復興させた先人の並々ならぬ努力の成果であり、諸外国のおかげである。我々は、これらの事に深く感謝し、率先して人類共通の課題に貢献していかなければいけないはずである。しかし、多くの人々が、今の日本が幸せな国ということを感じられず、またその事にすら気づいていない人がいる。ましてや親が子を、子が親を殺すといった信じられない事件が多発し、自殺者の数も先進国最多である。これらの大きな原因の一つが、自己本位の民主主義がはびこり、古から日本人が持っていた大切なもの(心)をなくしてしまったからだろう。自己中心的な社会が人間同士の絆、家族・地域の絆を崩壊させてしまった。山積している政治的諸課題が仮に解決できたとしても、今のままの社会では、国民が真の幸せを感じるどころか亡国の危機すらあるのではないか。今の日本こそ、かつて我々の先祖がもっていた「道義の確立」が必要であると考える。
司馬遼太郎氏は、「今まで世の中が壊されずに維持されてきたのは二つの要素がある。二つとは、公を大切にする心と素朴な正義感である」と述べている。他人に対する思いやり。不正を許さない心。こういった道義がなくなった国はいつか亡びるだろう。私はこの事を常に忘れずに活動していきたい。

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