2009.01.25|日曜日
無駄を省けば財源がでてくる??
民主党は新しく20.5兆円の財源を必要とする政策を公約に掲げている。しかも増税なしにである。
具体的な財源の裏づけがないまま、ただ無駄さえ省けば財源がでてくるかのごとく言うことは、国民を騙しているに等しいのではないか。
以下わかりやすく説明しよう。
近年、国の一般会計の予算額は約80兆円。そのうち税収は約50兆円しかない。足らない30兆円は毎年借金で賄っている。家庭に例えると、年間800万円の支出を続ける家計でありながら、年収は500万円しかなく、毎年300万円を新たに借金していることになる。
その80兆円の内訳を大まかに分類すれば、
① 20兆円はこれまでの借金の返済と利払い。
② 20兆円は地方のために自治体へ。
③ 20兆円は社会保障(年金・医療など)。
④ そして、残る20兆円が教育や防衛、公共事業など、国の制度を維持するためのお金である。
① の借金関連は、無駄を省く、省かないの対象ではなく、払わなくてはならない。
② の地方分もとても減らせる状況ではない。
③ の社会保障費は高齢化社会の中で減らすどころか確実に、しかも相当増え続けている。
そして残りの④からどれくらい節約できるかが問題となるわけであるが、この20兆
円の中身もこれまでの継続的な改革により、大きな無駄は減らしてきている。
もちろん今後も改革の手綱を緩めることなく、無駄使いの削減は徹底的に進める
必要はあるが。しかも、ここへ来ての世界経済の悪化で、与党がたてていた財政
健全化(プライマリーバランスの黒字化)への道筋も計画も予定通り進まなくなって
いるのが現状である。いかに民主党が主張する20兆円の倹約が、現実的でない
ことを理解いただけたと思う。
誤解のないように書くが、私はお役所や政治家の無駄は徹底的に改革しなけれ
ばいけないと思っている。しかし、無駄を無くすだけで財源がでてくるというのは、
ふざけている。あまりにもボリュームが違いすぎる!
民主党は、自分たちを有利にするためであれば、国民に誤解を与えても良いと考
えているのだろうか。
再び家庭(家計)の話に例えれば、不景気で給料が減り、家計のやりくりが大変
で、お父さんお母さんが、これからどうしようと悩んでいる中。幼い我が子が貯金
箱をもってきて、「お母さん、これを使¥えば大丈夫!」と言っているようなもので
ある。気持ちはうれしいが、現実はその月の食費にもならない。そのくらいボリュ
ームが違う話だ。
「無駄さえ省けば財源がいくらでもでてくる」と言いまわる政治家はインチキと考えたほうがいい。最近ある先輩議員から言われた。「これから選挙が近づくと、全くデタラメを言う政治家がでてくる。また、できもしないで(やりもしないで)自分の手柄だと言いまわる政治家が多くなる」という。
少なくとも私は、そんな政治家にはなるつもりはない。
今日は挑戦的?なブログになってしまった。書きながら熱くなってきた。